資格比較・ランキング

Google広告認定資格とMeta認定資格とは?公式資格と民間検定の使い分け

Google広告認定資格やMeta認定資格は、広告を配信しているプラットフォーム自身が発行する認定です。民間の検定団体が作る資格とは成り立ちが違い、その媒体の機能と運用方法が試験範囲になります。Google広告の基礎的な認定はSkillshopのヘルプで無料と案内されており、学習の入口として検討しやすい部類です。一方でMeta認定は、受験料の金額を公式の案内ページから確認できませんでした。費用や有効期間は媒体ごとにかなり違うため、名前が似ていても同じ感覚で選ばないほうが安全です。

公式資格と民間検定は成り立ちが違う

プラットフォーム公式資格 民間の検定
発行者 広告媒体を運営する企業 検定を運営する団体
範囲 その媒体の機能と運用方法 媒体をまたぐ考え方や体系
費用 Google広告の基礎認定、LINE Green Badge、Yahoo!広告 キャンパスは無料と案内されている 団体ごとに定められている
受験方法 オンライン受験が中心。Metaはテストセンターも選べる 試験日や会場が決まっているものが多い
有効期間 Google広告とLINE、Yahoo!広告は1年。Metaは認定ごとにページで確認 期限がないものもある

公式資格の特徴は、有効期間が短く、更新が前提になっていることです。Google広告認定の場合、認定を公言できるのは有効期限内に限られます。取得した事実よりも、いま有効かどうかが問われる仕組みだと考えると分かりやすくなります。

Google広告認定資格

Google広告認定は、Googleの学習サイトSkillshopで受験する理解度テストです。個人が認定資格を取得する仕組みで、代理店はこれとは別にGoogle Partnersプログラムでパートナーや Premier Partnerになります。Google Partnersの対象となる分野は、検索広告、ディスプレイ、動画、ショッピング、アプリの5分野です。

受験の基本仕様

項目 内容
費用 基礎的な認定は無料
合格基準 80%以上の正解
制限時間 75分。開始後は一時停止できない
有効期間 1年
更新 有効期限の30日前から再認定の期間に入り、理解度テストに再合格する
不合格後の再受験 1日(24時間)後から
受験回数 制限なし
対応言語 22言語

合格ラインの80%は低い水準ではありません。教材をざっと眺めただけで臨むのは少し心もとなく、分からなかった用語を自分の言葉で説明できる程度まで読んでおくほうが落ち着いて受けられるはずです。75分は途中で止められないため、通知を切って時間を確保してから始めるのが無難です。

更新のタイミングにも決まりがあります。再認定の期間に入る前、つまり有効期限の30日前より早い時期には同じ試験を再受験できません。早めに済ませておこうとしても受けられないので、期限の日付を控えておき、30日前を過ぎてから取りかかる段取りになります。

基礎的な認定とプロフェッショナル認定の違い

Skillshopのヘルプでは、認定が二つの層に分けて説明されています。ディスプレイ、検索、動画のプロフェッショナル認定はバーチャル試験監督つきで行われ、ヘルプには「今後、これらの試験は有料になる予定です。」と書かれています。基礎的な認定は試験監督がなく、引き続き無料と案内されています。

基礎的な認定 プロフェッショナル認定
対象分野 各サービス分野 ディスプレイ・検索・動画
試験監督 なし バーチャル試験監督つき
費用 無料 今後有料になる予定とヘルプに記載
Google Partnersのバッジ 要件の対象 バッジの対象としてカウントされない

迷いやすいのは、どちらから受けるかという点です。プロフェッショナル認定の有料化がいつからなのかはヘルプから読み取れませんでした。費用がかからないうちに基礎的な認定で範囲をつかんでおけば、のちに有料の試験を受けるかどうかも判断しやすくなると筆者は考えています。

Google Partnersの要件との関係

代理店が認定を気にする理由の一つが、Google Partnersの要件です。ヘルプには、MCC アカウント(上限 100 ユーザー)で過去 90 日間に 500 米ドル以上のキャンペーン費用が発生したサービス分野について、それぞれの認定資格取得者 1 人を含め、アカウント マネージャーの 50% 以上が Google 広告の認定資格を取得する必要がある、という趣旨の記載があります。

プロフェッショナル認定は、Google Partnersのバッジの対象としてカウントされません。会社の要件を満たす目的で受験する場合は、どの認定が数に入るのかを先に確かめておく必要があります。

この要件を見ると、Google広告認定は個人の評価というより、会社の体制を示す材料という色合いも帯びています。上位の試験を受けたのに要件の数に入らないという食い違いは起こりえるので、勤務先の指示で受ける人ほど確認しておきたいところです。

Meta認定資格

Metaは日本語の公式ページで、役割ベースの認定、スキルベースの認定、スペシャリストバッジの三つの区分を案内しています。スペシャリストバッジは既存の認定を持っていることが前提です。

現行のラインナップ

区分 名称 レベル
役割ベース デジタルマーケティングアソシエイト 初級
役割ベース メディアバイイングエキスパート 中級
役割ベース メディアプランニングエキスパート 中級
役割ベース クリエイティブ戦略エキスパート 中級
役割ベース マーケティングサイエンスエキスパート 上級
スキルベース コミュニティ管理 初級
スキルベース ビジネスマーケティング戦略(新しい認定資格) 中級者向け
スペシャリストバッジ メディア効果測定、AI、パフォーマンスマーケティング、テクニカル実装、クリエイターマーケティング 既存認定が前提

なお英語の公式ページには、旧称のMeta Certified Digital Marketing Associateの表記が残っています。廃止や名称変更の告知は確認できなかったため、検索して出てくる英語名と日本語名が別の資格に見えても、同じ試験コード100-101を指している場合があります。

試験の仕様

項目 100-101(デジタルマーケティングアソシエイト) 300-101(クリエイティブ戦略)・410-101(メディアバイイング)
問題数 60問 60問
試験時間 90分 105分
合格点 1,000点満点中700点 1,000点満点中700点
有効期間の表記 24か月(日本語ページ内の英文回答) 取得日から12か月
不合格後の再受験 5日間待つ

学習教材は無料で、100-101のページには30問の模擬試験と学習ガイドも用意されています。試験言語には日本語が含まれます。受験はPearson VUEを通じて行い、監督つきのオンライン受験(自宅や職場)か、テストセンターでの受験を選べます。再認定は、100-101では同じ試験を受け直す形です。

有効期間と受験料は申込前に確認する

有効期間の表記は、同じ公式サイトの中でもページによって24か月と12か月に分かれています。どちらかに決めつけず、取得する認定のページで確かめてください。受験料はFAQに項目こそあるものの、回答の本文を確認できませんでした。金額は申込画面で確認するのが確実です。

同じ制度の中で表記がそろっていないのは、受験する側にとって分かりにくい点です。Google広告認定と同じく1年で切れるのか、2年もつのかで更新の計画は変わるので、申し込む前に一度見ておく価値はあると思います。

LINE広告とYahoo!広告の公式認定

国内の広告媒体にも同じ性格の認定があります。LINE Green BadgeとYahoo!広告 キャンパスを、Google広告の基礎認定と並べると次のとおりです。

Google広告(基礎的な認定) LINE Green Badge Yahoo!広告 キャンパス
費用 無料 費用は全て無料 学習・試験とも無料
有効期間 1年 1年 認定日から1年
更新 期限の30日前から再受験 合格後180日経過後、いつでも更新できる 公式ページで確認
主な認定 検索広告・ディスプレイ・動画・ショッピング・アプリなど LINE広告 Basicなど Yahoo!広告 ベーシック、検索広告 アドバンスト、ディスプレイ広告 アドバンストの3種

Yahoo!広告にはかつて「Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル」という認定がありましたが、2019年に提供を終えています。古い求人票や紹介記事でこの名前を見かけたら、現在の3種類に置き換えて読む必要があります。LINE Green Badgeは合格後180日たてば期限前でも更新でき、Google広告の30日前ルールより融通がききます。

認定を取るまでの進め方

公式資格は、学習から受験までがほぼ一つのサイト上で完結します。手順を整理すると次のようになります。

順番 やること
1 学習サイトにアカウントを登録する(GoogleはSkillshop、MetaはPearson VUEで受験を申し込む)
2 取得したい認定を選び、対応する学習コースや無料の教材を進める
3 試験時間、合格基準、有効期間、受験料の有無を公式ページで確かめる
4 試験を受ける。Google広告は75分で一時停止できないため、まとまった時間を確保する
5 合格したら有効期限を控え、更新できる時期をカレンダーに入れておく

3番は飛ばされがちですが、ここを省くと「思ったより早く失効していた」「受けた認定が会社の要件に入らなかった」といった食い違いが起きます。5番も同様で、Google広告なら期限の30日前、LINE Green Badgeなら合格後180日という具合に、更新できる時期が媒体ごとに違います。

つまずきやすいところ

  • 用語の言い換えに戸惑う 同じ概念でも媒体ごとに名称が違います。意味で覚えると混乱しにくくなります
  • 入札戦略の違いが分からない 何を最大化しようとする設定なのかという観点で整理すると理解しやすくなります
  • 教材の分量に圧倒される すべてを読もうとせず、受験する認定に対応する範囲に絞ってください
  • 途中で止められない Google広告の理解度テストは開始後に一時停止できません。中断の心配がない時間帯を選んでください
  • 更新を早めに済ませようとして受けられない Google広告は有効期限の30日前より前に同じ試験を再受験できません
  • 不合格後すぐに受け直せない Google広告は1日(24時間)後、Meta認定は5日間待つ必要があります

有効期間があることを前提に考える

公式資格には期限があり、切れると再取得が必要です。これは更新が必要な資格と同じ性質を持ちますが、中身は少し違います。

民間検定の更新が知識を保っていることの確認であるのに対し、Google広告認定の更新は理解度テストへの再合格そのものです。期限は1年と短く、公言できるのも有効期限内だけです。継続して広告を扱うなら再取得は自然な流れですし、扱わなくなったなら失効させても差し支えありません。履歴書に書く場合は、取得年と有効期間内かどうかが分かる書き方にしておくと誤解を招きません。

広告以外の公式資格もある

同じ考え方の認定は、広告以外にもあります。たとえばGoogle アナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Google アナリティクスのヘルプに受験料無料、合格後12か月有効と書かれています。ただしGA4向けの新しい認定の詳細は確認できず、このヘルプには旧世代の記述が残っている可能性もあります。現在も同じ形で受けられるかは、公式の案内で確かめてください。

製品を提供する企業が出す認定は、性格が共通しています。その製品を使う実務には直結する一方、製品から離れると意味が薄れやすいという点です。広告の設定方法は媒体ごとに違いますが、なぜその予算配分にするのか、どの指標を追うのかという判断は媒体をまたいで通用します。道具の使い方と、道具を選ぶ判断は別のものと整理しておくと、資格の選び方に迷いにくくなります。

民間検定とどう使い分けるか

目的 向いているもの
担当している媒体の運用を深めたい その媒体の公式資格
媒体をまたいで数字を扱う考え方を学びたい ウェブ解析士
SEOを体系的に学びたい SEOを扱う民間検定
マーケティング全般の基礎を固めたい 汎用のマーケティング検定

進め方としては、公式資格で担当媒体を固め、その後に媒体をまたぐ視点を足すという順番が無理のない形です。まず目の前の媒体の仕組みを理解し、次に「この広告は事業全体にどう効いているのか」を考える段階に進みます。

より広い比較はWebマーケティング系の民間資格まとめで整理しています。

向いている人と向いていない人

向いている人 向いていない人
担当する広告媒体が決まっている、または決まりそうな人 長く有効な肩書きを一つ持っておきたい人
費用をかけずに広告の仕組みを学び始めたい人(Google広告の基礎認定、LINE、Yahoo!広告) 1年ごとの更新を負担に感じる人
勤務先でGoogle Partnersの要件を満たす必要がある人 特定の媒体に依存しない知識を体系的に学びたい人

もう一つの迷いどころは、実務経験がまだない段階で取る意味があるかどうかです。この分野の採用でどの程度評価されるかを示す公式の資料はなく、ここは断言できません。筆者としては、認定を実務の代わりと見るより、どの範囲を学んだかを示す目印くらいに捉えるのがちょうどよいと考えています。無料で受けられる認定であれば、学習の区切りとして使いやすい部類だと思います。

確認できなかった点

  • Meta認定の受験料の金額と、有料か無料か。公式FAQに項目はありますが回答本文を取得できませんでした
  • Skillshopの認定一覧ページの内容。ページがJavaScriptで描画されるため本文を確認できず、生成AI系の認定名もここでは扱っていません
  • Google広告認定の問題数。公式ヘルプからは確認できませんでした

これらは受験前に、それぞれの公式ページや申込画面で確かめてください。

よくある質問

Google広告認定資格は無料ですか。

基礎的な認定は、Skillshopのヘルプで引き続き無料と案内されています。ディスプレイ、検索、動画のプロフェッショナル認定は、今後有料になる予定とヘルプに書かれています。

Google広告認定に落ちたら、いつ受け直せますか。

1日(24時間)後から再受験でき、受験回数に制限はありません。合格には80%以上の正解が必要です。

Meta認定資格の受験料はいくらですか。

公式の案内ページでは金額を確認できませんでした。申込画面で金額を確認してください。学習教材は無料で公開されています。

Meta認定資格の有効期間はどのくらいですか。

公式ページ内で表記が分かれており、100-101は24か月、300-101と410-101は取得日から12か月と書かれています。取得する認定のページで確認してください。

有効期限が切れたらどうなりますか。

Google広告認定の場合、認定を公言できるのは有効期限内のみです。継続して必要なら、理解度テストに再合格して更新します。

履歴書に書けますか。

書けます。取得年を記載し、有効期間内かどうかが分かるようにしておくと誤解を防げます。

まとめ

この記事のポイント

  • Google広告の基礎的な認定は無料で、合格基準80%、75分、有効期間1年。更新は期限の30日前から
  • プロフェッショナル認定は今後有料になる予定で、Google Partnersのバッジの対象にはならない
  • Meta認定は700点/1,000点が合格点。受験料は申込画面で、有効期間は各認定のページで確認する
  • LINE Green BadgeとYahoo!広告 キャンパスは無料で、有効期間は1年

プラットフォーム公式資格は、広告媒体そのものが発行する認定です。範囲がその媒体の機能と運用方法に絞られているぶん、担当業務との距離は近くなります。そのかわり有効期間が短く、媒体から離れれば役目も終わります。その時々の担当業務に合わせて持ち替えるものと考えておくと、更新の手間にも納得しやすいはずです。

認定の区分・費用・有効期間は変更される場合があります。受験の前に必ず公式の最新情報を確認してください。

出典

  • Google Skillshopヘルプ(基礎的な認定とプロフェッショナル認定) https://support.google.com/skillshop/answer/14746215?hl=ja(2026年10月24日取得)
  • Google 広告ヘルプ(Google 広告の認定資格について) https://support.google.com/google-ads/answer/9702955?hl=ja(2026年10月24日取得)
  • Google Skillshopヘルプ(認定資格の有効期間と再認定) https://support.google.com/skillshop/answer/14739507?hl=ja(2026年10月24日取得)
  • Google Skillshopヘルプ(よくある質問) https://support.google.com/skillshop/answer/14739859?hl=ja(2026年10月24日取得)
  • Google 広告ヘルプ(Google Partnersの要件) https://support.google.com/google-ads/answer/9702452?hl=ja(2026年10月24日取得)
  • Google アナリティクスヘルプ(Google アナリティクス個人認定資格) https://support.google.com/analytics/answer/3424287?hl=ja(2026年10月24日取得)
  • Meta 認定資格(日本語公式ページ) https://www.facebook.com/business/learn/certification(2026年10月24日取得)
  • Meta 100-101試験ページ(日本語) https://www.facebook.com/business/learn/certification/exams/100-101-exam?locale=ja_JP(2026年10月24日取得)
  • Meta 100-101試験ページ(英語) https://en-gb.facebook.com/business/learn/certification/exams/100-101-exam(2026年10月24日取得)
  • Pearson VUE(Meta認定の受験案内) https://www.pearsonvue.com/us/en/meta.html(2026年10月24日取得)
  • LINE Green Badge 公式ページ https://www.lycbiz.com/jp/support/line-green-badge(2026年10月24日取得)
  • Yahoo!広告 キャンパス 公式ページ https://marketing.yahoo.co.jp/service/yahooads/yahooads_campus/(2026年10月24日取得)

この記事の集計方針や出典の扱いについては、運営者情報ページにまとめています。

あわせて読みたい

-資格比較・ランキング